大都市ロンドン。その地下には、巨大トンネル空間が眠っていた。。
2017年9月、500年という長い歴史をもつ英国郵便にまつわる「ポスタルミュージアム」が完成しました。
ここは英国郵便に関する歴史や、数々の展示品を見ることができる他、地下にはりめぐらされた謎のトンネルをめぐるアトラクションにも乗れる、超体験型ミュージアムとなっています。
- 大都市ロンドン。その地下には、巨大トンネル空間が眠っていた。。
- まずはメールレールのチケットをゲットせよ!
- 英語が分からなくても楽しめる、体験型展示
- 気分は冒険家?メールレール体験!
- ミュージアムショップ
- ミュージアムカフェ
- ポスタルミュージアム(the postal museu)基本情報
- まとめ
- 2018年7月ロンドン旅行記
- マイルを貯めてロンドンに行こう
謎の地下トンネル「メールレール」を体験!
「メールレール」とはなにか?
それはロンドンで使用されていた郵便物専用の地下鉄をいいます。ロンドンではその昔交通網の混雑化により、なんと地下に専用のトンネルを作って郵便物を運んでいたのです!
ロンドンの東西を結ぶこのトンネルは、全長がパディントン駅からホワイトチャペルまでの約10.5kmあります。1周34.5kmの山手線の約3分の1、東京駅から五反田間(10.9㎞)までと同じ位の距離になります。結構な長さですね!
メールレールは、1927年から2003年までの76年間、ピーク時は4分おきの22時間運行されていたといいます。なんて過密!
ポスタルミュージアムでは2017年9月より、このトンネルの中をかつて郵便物を運んでいた小さな車両を改造したものに乗り込み探索できるアトラクションをスタートしました。
トンネルの一部約1㎞区間をぐるっとして戻ってきます。所要時間は15分ほど。
2018年夏現在、ロンドン中にこのミュージアムの広告が貼られており、今一番熱いミュージアムかもしれません。
ミュージアム全体の特徴は、メールレールふくめ、とにかく展示が体験型ということ!
ただ展示ケースを回る博物館とは異なり、見て聞いて触って、たくさんの体験ができます。
英語が分からなくても大丈夫!まずは飛び込んで楽しんでみましょう。
まずはメールレールのチケットをゲットせよ!
ポスタルミュージアムは、展示室とメールレール体験が別棟になっています。
メールレールはウェブからの申込ができるので事前予約がオススメです.
当日申し込む場合は、まず先にチケットをとりにいきましょう!人気スポットなので土日はいっぱいかもしれません。
予約ができたら、指定された時間までの間に展示室をまわります。
チケットはペラペラのレシート(バーコード)なので、なくさないよう気をつけて!
私は10時のオープンと同時に入りましたが 、メールレールに乗れたのは11:30でした。余裕をもっての来館をオススメします。
英語が分からなくても楽しめる、体験型展示
面白いしかけ、体験型展示がもりだくさん!
展示室はそこまで広くはないですが、自分で動かしたり参加できる展示が多いので、細かな解説がわからなくても充分楽しめる内容になっています。
昔の郵便局員の服が着れるコーナーがあったり、自分の顔写真いりの切手(画像)がつくれるコーナーがあったりと、最後まで飽きない展示となっていました。
マスト体験!手紙が空を飛ぶ??
メールレールとは別に、イギリスにはかつて空気圧を利用した手紙の輸送システムがありました。これはそのシステムを体験できる展示となっています。手紙を入れた筒を透明チューブの中にセットすると、空気圧によりチューブの中を筒が飛んでいく様子を見ることができます。筒は少し先の展示室に届くようになっており、逆に向こう側から急に飛んでくることもありました。(急にバーンとくるので結構ビックリ!)
透明チューブの中を想像以上のスピードで筒が飛んでいくのがよく見えるので、かなり面白いです!!
気分は冒険家?メールレール体験!
出発前に荷物をロッカーにいれよう
さていよいよメールレールのお時間です!10分前になったら、メールレールの別棟に移動し、荷物を全て1階受付前のロッカーにいれます。コインが1ポンドが必要になるので要注意。(コインは返還式) 乗車口付近にも棚があり、係員がいるのでそこに置いてもよいですが、ロッカーの方が安心できそうです。写真撮影はOKなので、携帯だけ持っていきました。
受付左奥にある階段から地下の乗車口に降りると、、そこからは急に異世界が広がっていました!
暗いトンネル空間に鮮やかな映像が流れ、何ともオシャレな空間を作り出しています。
乗車口近くの待機列スペースに並んで出発を待ちましょう。ワクワク♪
いざいざ冒険の旅へ、出発進行~
待機列に並び、 前の車両が返ってきたらいざいざ乗車開始です!
かつて郵便物をいれていたという小さな車両は大人がギリギリ2人並んで座れるサイズの幅で、私は向かいあって座れる席につきました。座ると透明カバーでおおわれるのですが、カバーに頭がつく位の狭さになります。(大きな男性は厳しそう・・・)
トンネルに入り、むき出しの配線におおわれた削りっぱなしの石壁が照明で照らされると、恐ろしいほどの冒険感につつまれました!頭の中ではインディ・ジョーンズのテーマがずんずん!
暗いトンネルをどんどん進んでいくと、 途中には駅が出現。ホームには昔郵便局員が遊んでいたであろうダーツがかかっていたりと、当時の雰囲気を車窓から楽しむことができます。
そして更にその先の駅に着くと、車両が急にストップ。なんとホーム全体に映像が映し出されました。そのつくりがまた映画のようなオシャレさで、 、かなりしびれました!
映像は2駅で見ることができます。 うーんこれに乗れただけでも来てよかった感ありありです。
展示だけのチケットもありますが、ぜひメールレールは体験してみてください。
子供用かと思っていましたが、私が行った日はほぼ大人で埋め尽くされていて、みんなキュッと縮んで入っていたのがまた面白かったです。
乗車後もつづく体験展示、今度は対戦型!
乗車後はまた少し展示が続きます。
ここの展示も体験ものですが、複数人でトライするものが多かったです。
私的には面白かったのは「郵便物(木の板)を時間内に仕分けする」という対戦型のミッション展示。
青チーム赤チームに分かれて棚の前に立つとカウントダウンが始まり、床が結構激しく揺れ始めます。手元のお手紙を棚に分け入れていき(正しく入ると奥の壁が点灯)早く仕分けできた方が勝ち!という至極簡単で分かりやすいゲームですが、ぐらぐらの床のなかでかなり夢中になってしまいました。
そしてなんとこれは当時の配達員の格好をしながら対戦できるという面白いオプションつき!!係の人が写真までとってくれました。服は大人用子供用あります。
棚に分けたお手紙は最後どうするのかと思いきや、時間が終わると手紙をいれた棚の底が自動でパカッと開き、全部が手元の取り出しスペースに落ちて戻るようになっていました。(棚は手紙が落ちやすいよう斜めになっている) 体験の面白さに対して運営は無人で何度も回転できる効率的なシステム、素敵です。
ミュージアムショップ
展示室側と、メールレール側と二か所にあります。こちらもカワイイグッズが沢山売ってました。郵便博物館だけに、レターセットが充実。ポストのキーホルダーなども記念になりそうでした。
私はこちらのガイドブックを購入しましたが、これ非常によくできてました。一冊に展示内容全てがギュギュっと詰まっており、写真中心なので眺めるだけで楽しいです。デザインもお手紙型でカワイイですね。
ミュージアムカフェ
ミュージアム入口にあります。店内の席と、屋外の席に分けられていて、食べ物は軽食といった感じでした。天気が良い日はお外でお茶するのも気持ちよさそう。
ポスタルミュージアム(the postal museu)基本情報
住所:The Postal Museum 15-20 Phoenix Pl, London WC1X 0DA
入場料:メールレール+展示/Adult £17.05・Child £10.45 展示のみ/Adult £11
・Child No charge
公式サイト:Home | The Postal Museum
まとめ
ポスタルミュージアムはロンドンでは珍しく有料のミュージアムとなりますが、それだけの充分な価値と楽しさがありました!
あとここは下調べもせず急遽行ったので、何もわからずオタオタしてたのですが、 職員の方々が皆様えらい親切で、メールレールが違う棟だとか、先にチケットとった方がよいとか、乗る前にはどうすればよいとかを、ゆーくりわかりやすーい英語で何度も説明してくれました。感謝です。アリガタヤー!
静かに展示ケースを見て回るミュージアムもよいですが、ここでは全く違う密度の濃い楽しい時間が過ごせると思います。是非一度訪れてみてください!
この記事を書いた人:ウスシオ(管理人ninakeruの妹 )
姉と同じく陸マイラー。
2018年7月ロンドン旅行記
1・大英博物館
2・ナショナルギャラリー
3・ポスタルミュージアム(2017年OPEN)
4・レイトンハウス博物館
5・科学博物館
6・自然史博物館
7・ヴィクトリア&アルバート博物館
8・サージョンソーンズ博物館
マイルを貯めてロンドンに行こう
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