【2019年2月】明治から続く軽井沢のクラシックホテル「万平ホテル」に泊まってきました
日本クラシックホテルの会の一つであり、日本を代表する老舗ホテル「万平ホテル」に宿泊してきました。
万平ホテルといえば、ジョンレノンをはじめとして、様々な著名人が滞在したホテルとしても知られています。
帰ってきてから知ったんですが、ジブリ映画である「風立ちぬ」の舞台にもなっているんですね。
軽井沢のホテルにはいろいろと泊ってきましたが、歴史を感じる建造物や、ホスピタリティ溢れるホテルスタッフは今まで泊まった軽井沢のホテルとは全く別物。
なんだかタイムスリップをしたような、不思議な感覚にさせてくれるホテルでした。
万平ホテルで宿泊したお部屋やレストランでの食事について、今回はレポートしたいと思います。
- 【2019年2月】明治から続く軽井沢のクラシックホテル「万平ホテル」に泊まってきました
- 全部で9つのホテルが加盟する日本クラシックホテルの会のうちの一つ
- 万平ホテルへのアクセス
- 「万平ホテル」ウスイ館クラシックタイプ宿泊レポート
- メインダイニングの朝食の様子
- 万平ホテルの感想
- 軽井沢ホテル宿泊記
- 軽井沢子連れ遊び場情報
全部で9つのホテルが加盟する日本クラシックホテルの会のうちの一つ
「日本クラシックホテルの会」は、第二次世界大戦より前に建築され、改修や復原を含めて建物を維持して歴史と伝統を守り続ける9つのホテルが連帯して設立しました。
万平ホテルは創業1894年ではありますが、1764年(明和元年)に旅籠亀屋として開業したことからその歴史は始まっています。
西洋式ホテルの草分け的な存在でもあり、国内外を問わず様々な著名人や政界人等に愛されてきたホテルです。
ジョンレノンが滞在していたホテルとしても知られ、館内にはジョンレノンとオノヨーコの滞在時の写真や、ジョンレノンが弾いたピアノなどが展示されていました。
日本の著名人だと、三島由紀夫や田中角栄なども利用していたそうです。
万平ホテルへのアクセス
万平ホテルは軽井沢駅からはタクシーで5分程度の位置にあります。
私たちは車で行ったので必要なかったんですが、どうやら送迎サービスは行っていないようです。
徒歩で行くには距離があるのでこの点は少し不便ですね。
尚、駐車場は無料で利用できます。
「万平ホテル」ウスイ館クラシックタイプ宿泊レポート
万平ホテルは2月の連休に二泊で利用してきました。
この日は東京でも雪が降るほど寒く、ホテル周辺も少しだけ雪が積もっていました。私、今まで軽井沢には夏場ばかり来ていたので知らなかったんですが、冬でも意外と雪は降らないんですね。
万平ホテルは旧軽井沢の別荘地を抜けた奥に位置します。
別荘と呼ぶにはあまりにも大きな建物が並び、寒くなければ別荘を眺めながらお散歩をするのも楽しそう。
万平ホテルの外観。ホテル全体のエントランスでもある本館アルプス館が、軽井沢の景色にマッチしています。
外観だけだとコンパクトなホテルに見えますが、奥にホテルが続いているので実は部屋数は全部で109室もあります。
車寄せに車を停めると、すぐにホテルの方が来てくれて荷物を持って案内してくれました。
こちらのホテル、ホテルスタッフが本当に丁寧で気配り上手です。接客も含めて、ホテル全体の雰囲気が心地よかったです。
ロビーの様子
フロントがある本館アルプス館は登録有形文化財に登録されています。とにかく全てがクラシカル。
ホテルへ観光で訪れる人も多く、資料室や中庭などは無料で見学できるようです。
エントランス横にあるカフェテラスも常に賑わっていました。
こちらのカフェテラスは、ジョンレノンがロイヤルミルクティーの作り方を伝えたことでも有名です。
ロビー左奥には万平ホテルの歴史を知ることができる史料館があります。ジョンレノンがその音色を気に入って欲しがったピアノも展示されていました。
ホテルにのロビーにはステンドグラスがいくつも飾られています。
ウスイ館クラシックタイプ314号室
今回宿泊したお部屋は314号室ですが、2階にあります。
エレベーターを降りてアゴタ館を抜け、さらにウスイ館の一番奥にお部屋はありました。アルプス館、アゴタ館、ウスイ館は全て繋がっているので、外に出ることはありません。
お部屋の様子
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△画面をタッチすると好きな方向で見ることができます。
ウスイ館クラシックタイプのお部屋は広さ46㎡。比較的広めのお部屋になります。
入って左手に寝室、その奥には外の景色を見ながらくつろげるスペースがあります。
障子のようなガラス戸を閉めると、半個室のような独立したスペースになります。
エレベーターで2階に上がってお部屋まで行きましたが、ウスイ館は2階が中庭に面した1階になっています(314号室だし色々とややこしい・・・)。
中庭側にはバルコニーがあり、頑張ればそのまま中庭にもでられそうです。
中庭の様子。寒すぎて外に出ることはありませんでしたが、季節によってはこのスペースもとても気持ちよく過ごせそうです。
寝室
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お部屋まで案内してくれたスタッフが、子連れなことに配慮して離れていたベッドをくっつけてくれました。
バスローブ、大人用のパジャマ、子供用のパジャマも用意されています。
子供用のパジャマは上のお兄ちゃん(4歳106㎝)のぶんだけでしたが、サイズがぴったり!
寝室側からもガラス戸を開ければ外の景色を見ることができます。
コンパクトな書斎スペースやタンス。テレビなど。
万平ホテルはいたるところに軽井沢彫りの家具が置かれていますが、お部屋には桜の木が描かれた立派なタンスがありました。
以前宿泊した「旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン」は大坂屋家具店の軽井沢彫りでしたが、万平ホテルは一彫堂が手掛けています。
万平ホテルと一彫堂 | 軽井沢彫 一彫堂 | 長野県軽井沢町(旧軽井沢銀座) | 家具・インテリア小物
収納スペースがたっぷりとあるので、長期滞在でも困ることがなさそうですね。
ミニバーの様子
冷蔵庫には有料のビールやジュースが、冷蔵庫の隣の棚には無料のコーヒーや紅茶が用意されていました。
ミニバーの利用料金や、ルームサービスの料金です。
お風呂の様子
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お風呂場はトイレ一体型ですが、シャワーブースが独立していて広々。
猫足のバスタブ♪
この猫足のバスタブはウスイ館に8室しか設置されていないようです。
シャンプー・コンディショナー・ボディソープは、軽井沢マリオットと同じTHANのフルボトルが置かれていました。
万平ホテルを運営しているのは軽井沢マリオットと同じ森トラストだからでしょうか。
1日目のみクレンジングや化粧品がセットになったスキンケアサンプルセットも置かれていました。
メインダイニングの朝食の様子
↑公式サイトより
朝食会場のメインダイニングは社交場時代を思い起こさせるクラシカルな空間です。
万平ホテルでは和食と洋食から朝食が選べますが、同じグループで和食通う食かは統一しないといけません。
本当は和食会場と洋食会場がわかれているからのようですが、この日はどちらもメインダイニングでの朝食。
入口入って手前側(画像右)が和食の方のためのテーブル。
奥側が洋食の方用のテーブルとわかれていました。
万平ホテルの洋食朝食
一泊目は洋食をいただきました。
- ジュース:トマト・オレンジ・グレープフルーツ・りんご・桃・野菜ミックスから選択
- 卵料理:ボイルドエッグ・フライドエッグ・スクランブルエッグ・プレーンオムレツから選択
- サラダ:ミックスサラダ
- パン:クロワッサンとトースト
- お飲み物:コーヒー・紅茶から選択
パンとコーヒー・紅茶はお替り自由です。
テーブルに置いてあるホテルメイドジャムは、リンゴ・ブルーベリー・グズベリーの3種類でした。果肉たっぷりで美味しい!
子供用にフルーツ入りヨーグルトを追加で頼みました。イチゴとバナナたっぷり。
万平ホテルの和食朝食
二泊目は和食をいただきました。
和食の場合は、子供用に追加料金なしでお味噌汁や白米が用意されていました。洋食は追加メニューがいろいろとありましたが、和食はないからでしょうか。
子供がよく食べるのなら、追加で注文できる洋食のほうがいいかもしれませんね。
実は夕食もこちらのメインダイニングを利用したんですが、子供を大人しくさせることに必死で写真1枚しか取れず…(==)
メインダイニングは普段はフレンチレストランのはずですが、冬場は他のレストランを開けていないからか中華料理もこちらのメインダイニングでいただけました。
コース料理だけじゃなく、アラカルトでも利用できます。
いつか子供が騒がずに食事ができるようになったら、このゴージャスな空間でフレンチコースを優雅に食べたいな~。
万平ホテルの感想
万平ホテルは雰囲気もホテルスタッフも昔ながらの古き良きホテルといった感じで、軽井沢らしさをたっぷりと感じられる滞在になりました。
新しくピカピカのホテルを望む人には好まれないかもしれませんが、歴史を感じさせるゴージャスな内装やスタッフの細やかな気配りはさすが老舗一流ホテル。
また帰ってきたい、そう思わせてくれる素敵なホテルでした。
お部屋にあった絵葉書にお兄ちゃんがお絵かきをして、最終日にエントランス横にあるこれまたクラシカルな郵便ポストに投函。
今回の滞在でクラシックホテルが結構気に入ったので、次回は伊東にある川奈ホテルにも行ってみようと思います♪
△ブログ内で使用している360度カメラはこちらです。
軽井沢ホテル宿泊記
今まで宿泊した軽井沢ホテルの宿泊記です。